鉄道事業部 車両製作所 新車工場
形式
国鉄 70系新潟 4両編成
(まとめ その3)
製造・更新
神戸重工本社工場
引き続きクハのドア回りの修正です。
黄色部分の塗装が終わったので、次はマスキングをして赤の塗り直しです。
ここはドアの上側だけをマスキングしました。
同じ塗料を使いますが、おそらく発色が変わってくるでしょうから、ドアの中だけで塗り直しを完結させて、少しでも違和感を減らしたいです。
下側を塗り直した結果です。
こちらの方が赤が強く出ています・・・。
切上側を塗り直した方は範囲が少なかったこともあり、目立ちません。
むしろ、黄色の違いの方がダメージは大きいですね。
クハ76の全面左側はほんの小さな剥がれだったんですが、磨いているうちにどんどん剥がれが拡大し、結局下側ほとんどを塗り直す結果となりました。
ペーパー車体の悲しさで、水洗いができませんので、自動車用パーツクリーナーで拭いてみました。
このクリーナー、成分が「イソヘキサン、シクロヘキサン、エタノール」とありますが、化学が苦手な私には???です。
とりあえず、塗膜は侵されないみたいですが、経年劣化含めてどうなるかはわかりません・・・。
パーツクリーナーと言うだけあって、効果はあるみたいです。
空拭きしてから、クリーナーを使用しましたが、これだけ汚れが取れました。
いさみやの白プライマーを吹きましたが、黄色の塗料が無くなってしまいました。
地方の悲しさで当地ではマッハの調色塗料は手に入りません。
結局、東京へ通販をお願いしたので塗料の到着待ちとなってしまいました。
エコーモデルさんにお願いしていた塗料が届きました。
金曜日の夕方に届けて頂く気配りに、ただただ感謝です!
早速塗ってみましたが、恐れていた通り白色プライマーを塗った再塗装の部分は黄色が思いっ切り発色していて、前の塗装色に対して黄色が強くなってしまいました・・・。
シンナープールを使えないペーパー車体の悲しさで、このままいくしかありません。
これを教訓に次作からは金属部分の下地処理にもっと気を遣わなくては・・・。
冷静に塗料の比較をしてみました。
左が先に塗った塗料、右が追加した分ですが、当然 ロット違いで大きく色が違っています。
私としては古い塗料の色の方が好みです。
マスキングを剥がしてみましたが、全く色が違っています・・・。
今度はクリーム色を調色して塗ってみましたが、はっきり色が違って見えるので、お話になりません。
結局、クハ76の黄色は一両分全て塗り直しました。
赤は何とかごまかせるだろうと乗務員室から前面にかけてのみを塗ってみましたが・・・。
赤の発色も全く変わってしまっています。
編成にした時に明らかにクハ68の色が違ってしまいますが、結局 赤も全て塗り直しにするしかありません・・・。
さて、何度マスキングし直した事でしょうか・・・。 クハ76の塗装修正はまだ続きます。
赤を塗り直して今度こそ・・・と思いましたが、マスキングテープと一緒に黄色が剥がれてしまい、前面の黄色が剥がれたのが丸見えです。
さすがにこれ以上いじり壊すのはきついので、もう一度だけ赤部分をマスキングして、残しておいた調色済の黄色を吹いて、一応塗装完了としました。
残った段差は後で処理する事にしました。
塗装修正にずいぶん時間をかけてしまいましたが、工作としては終盤に向かいつつあります。
以前ご紹介したコピーのTR48の軸箱を支える部分が折れてしまっている事に気付きました。
コピーを練習した物を残しておいたので、切り継ぎで対応する事にしました。
一番仕上げやすい部分を選んで切り継ぎの準備が出来ました。
ベースに台車枠をゴム系接着剤+瞬着で固定した後、黒色瞬着で継ぎ目を処理しました。
仕上げ後です。うまく継ぎ目は消えているでしょうか。
今回切り継いだTR48とクハ68に使用するTR23を黒色プライマーで塗装しました。
このTR23は小高製品で自作初作品のクハユニ56に使用していたものです。一両分入ったプラケースが懐かしいですね。 さすがにケースはもうありませんが。
当時、日光モデルのTR23が既に発売されていたので、それに比べると出来が今いちかなー、なんて小学生ながら生意気な事を考えたものですが、今見てみるとなかなか良い表情をした台車かな・・・なんて思っています。
まあ、30年前に使用した台車が復活するのですから、この台車も喜んでくれているかな?
さて、屋根の塗装はスエード調塗料を使うので、先に車体のクリアを吹いてしまわなければなりません。
そこで、車体のレタリングはいつもとは違うこのタイミングで行うことになりました。
インレタはいやみや製品ですが、10年近く前に貨車に使用したものです。 さすがにもう糊が乾いてダメかと思いましたが、試してみると 何ときっちり転写してくれました。
全部バラ文字で奇麗に揃えるのは大変ですが、一番良く使っているインレタなので 手間をかければ大丈夫です。
さすがに部分的に転写できない部分もありましたが、転写できる文字を探しながら作業し、無事レタリングを終える事ができました。
この編成製作のきっかけであるモハ70にもレタリングできました。やはり、この車両が形になっていくのが一番感慨深いです。
エンド標記の@,Aだけはどうしても転写してくれなかったので、この後DELTA MODELの貨車用インレタを流用しました。 こちらも同じく10年前の使いかけですが、転写してくれる部分が残っていました。
Hゴムは烏口で入れるつもりでしたが、引っ越しの際に行方不明となっており、未だに発見できていませんので、ポスカで入れました。
塗装の段差は2000番の耐水ペーパーで水砥ぎして極力段差をなくしましたが、マスキングテープと一緒に剥がれてしまった部分はどうしようもありませんでした。
Hゴムはクハ76の前面だけグレーにして、その他は黒を入れることにします。
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